【2010年度合宿報告】2日目―パート2―

合宿2日目の午後は自由時間でした。各々サッカーをやったり、午後もみっちり勉強したりと余暇時間を有意義に使っていました。

<サッカー> 
毎年恒例(*去年から)となりました独文大サッカー大会!!世間はW杯で盛り上がっておりましたが、ここ軽井沢でも有志たちによる熱戦が繰り広げられ、南アフリカばりの感動を密かに巻き起こしていたのです・・・・・学部生と先生のプライドをかけた真剣勝負、絶対に負けられない戦いが、そこには、ある。


一試合目 チームYAMAMOTO:(敬称略)山本、吉岡、宮原、鉢村、曽根
     チームYODA  :依田、宮田、齋藤、川本、蘆田
ハイライト:前半5分 コートが広すぎて疲れると不満の声が上がる。急遽ミニコートを作成。
      前半13分 キーパー宮田がスーパーセーブを連発。
      前半21分 どうしてもダイビングヘッドを決めたい宮原、しかし止められる。
      前半27分 ハプニング。吉岡のメガネが折れる。
      後半6分  満身創痍の依田、華麗なドリブルでゴール。
      後半20分 再びハプニング。山本先生の靴底がとれた。何で野球のスパイクでプレーしてたの。
  後半24分 キーパー曽根、ナイスセーブ。
  後半30分 何だかみんなやってるうちにうまくなってきた。チームYODA、細かいパス回しの日本的サッカーで攻める。対するチームYAMAMOTOは個人技が光る。


・・・・このまま休憩・チーム変えを挟んで二試合目に突入。総計2時間近くプレーは続きました。もはや勝ち負けなど誰も気にしていません。炎天下のもと文学部の体力の底力を示し、選手達は溢れるエネルギーを爽やかに昇華させたのでありました。(文責:4年齋藤)


<シャイフェレ先生勉強会@白樺の下>
参加者:沼田(4年)、田邉、香山(3年)、鳥山、菅野(2年)
天気:曇り時々雨
扱ったテクスト:Heidegger:Der Feldweg
この勉強会は本来「合宿案内」にはなかった非公式なものです。田邉さんが「シャイフェレ先生とデートしたい!」という独文恒例の一言で「自分も!」という人が集まり、行われることとなりました。

Der Feldwegは1949年に発表され、自身の幼年時代の思い出を回顧しつつ、それを思想にまで膨らましたものとなっています。そこには、現代文明に対する批判や素朴な自然の豊かさなどについて述べられています。また、第二次大戦の後に書かれているということもあり、ハイデガー自身の戦争の衝撃と傷跡が通奏低音のように作品内で響いています。
このテクストを扱う勉強会の場所として、軽井沢の白樺の下は最高の場所でした。先に素朴な自然の豊かさについて述べられている、と書きましたが僕たちがブルーシートを敷いて座っていた周囲の環境はまさにそのような場であったからです。Gehölzは僕たちの周りにある白樺の雑木林であり、Himmelは僕たちの上に開かれていたものでした。このように頭だけで理解するのではなく、五感をフルに使って考えることができた3時間だったのではないかと思います。
今回の勉強会は2年生が2人参加しました。先生の説明はもちろんドイツ語だったので、多少難しい部分もあったとは思うのですが、多様な具体例を使ったりした理解を助けるご説明と、沼田くんはじめ先輩達の説明などもあったりして、学生同士も一丸となってこのテクストに取り組んでいました。全体として非常にアットホームな雰囲気で、その一方できちんと全員が一定の理解度に達することができた勉強会でした。(文責:3年香山)

2日目発表、飲み会報告はパート3に。

いやはや、2日目は濃かったですね。