ダンスドラマトゥルク・中島那奈子氏講演会


現在ドイツ・ベルリンでダンスドラマトゥルクとして活躍する中島那奈子氏の講演会を開催いたします。日本舞踊を修めた後ニューヨークでポストモダンダンスについての研究を進め、それと平行してドラマトゥルクとしての活動を開始した中島氏は、自らの実践の経験とその理論化とを往復する試みを続けてきました。講演会では、これまでの活動の集大成として先頃ベルリン自由大学に提出された博士論文についてお話をうかがいます。皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

日時・会場
2010年5月21日[金] 18:00〜20:00
早稲田大学戸山キャンパス33−2号館(プレハブ校舎)2F 第一会議室/無料

プログラム
18:00〜18:20 活動の軌跡 ニューヨーク/ベルリンでのダンスドラマトゥルクとしての活動を豊富な映像資料を交えて紹介。
18:25〜19:10 講演「踊りと老い」 ドイツ・ベルリン自由大学に提出された博士論文についての講演。
19:15〜19:45 対談 中島那奈子×武藤大祐 ダンス批評家・武藤大祐氏(群馬県立女子大)との対談。
19:45〜20:00 質疑応答



フライヤーデザイン:桐山岳寛 


中島那奈子


1978年生まれ。日本舞踊宗家藤間流師範名執藤間勘那恵。成城大学ニューヨーク大学修士課程終了。2003年から2007年にかけて早稲田大学演劇博物館21世紀COEプロジェクトに研究員として参加。2004年から2007年まで米国ニューヨークに滞在、2006年よりニューヨーク大学パフォーマンス研究科客員研究員、その間マサチューセッツ州Jacob's Pillow Dance Festival研究フェローとしても活躍(2006年)。2007年よりドイツ学術交流会(DAAD)の支援を受けてベルリン自由大学にて博士論文『踊りにおける老いの身体』を執筆。今回は氏の博士論文完成後初めての講演となる。
これまでの主な活動としては、
・Luciana Achugar「Exhausting Love at Danspace Project」(2006年度ベッシー賞受賞)ドラマトゥルギー
・グッゲンハイム賞振付家Koosil-ja「mech [a]OUTPUT」(NYジャパンソサエティ他)ドラマトゥルギー
NPOダンスボックス・振付家砂連尾理「Thikwa plus 循環プロジェクト」ベルリン・神戸公演(2009−2011)ドラマトゥルギー
・「ダンス・ドラマトゥルク——ニューヨーク・ダウンタウンダンスの現場から」(シアターアーツ32 2007秋号)
・評論「ジェローム・ベルと私−『ピチェ・クランチェンと私』におけるインターカルチュラリズム」(シアターアーツ 39 2009夏号)
などがある。他、講演・論文・パフォーマンス多数。

文責:助手

追記1:5月24日(月)に「中島那奈子さんにお話を聴く会」がArtTheater dB 神戸で催されます。こちらにもぜひ足をお運びください。

http://www.db-dancebox.org/03_sc/1005_naka/index.html
http://db-dancebox.blogspot.com/

追記2:当日の様子は著書『ニセドイツ』で知られる伸井太一さんがUstreamで放送してくださいました。

http://ustre.am/hUpU

また、当日のTwitter上での呟きをまとめてくださった方がいます。

http://togetter.com/li/23245

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。