夏合宿のこと③

こんにちは。だいぶ冷え込んできましたね。季節は冬ですが、夏合宿の熱いお話の続きをさっそくお届けします。

独文合宿の特徴の3つめ「卓」。これは卓球の「卓」です。卓球は1日目の夜、2日目は常時、誰かしらラケットを握っています。又、2日目の昼間は、卓球だけでなくテニスやフリスビーもします。実は今年の独文合宿で、私は生れて初めてテニスをしました!!力いっぱい腕を振り切ると、ボールはいちおう弧を描いてネット上を飛び超えていくんですが、肝心のコントロールが滅茶苦茶でした。手首の使い方が難しいですね。頭では分かっているんですが、つい気合が入りすぎてしまいました。車の運転で性格が露になると言われますが、テニスでも同じことが言えそうだと思いました。後輩のK君は一見何も考えずに漠然と打っているようで、自在にボールを操っていますし、先輩のM君は私と同じくテニス初心者にも関わらず、熟練者のO先生と対等に勝負しています。後輩のCちゃんはつい遠慮がちになってしまうせいか、球拾いに専念してしまいます。空回りのフジタ、ポーカーフェイスのK君、器用なM先輩、人のよすぎるCちゃんというようにテニスひとつで様子がまるで違います。

さて、すっかり脱線してしまいました。話を卓球に戻します。今年はとりわけ盛り上がりました。というのも、たまたま日程が同じだった人文専修の学生と白熱の戦いが展開されたからです。1日目も2日目も、夜通しで夢中になりました。結果は人文専修の圧勝でしたが、悔しさは全く感じられず、爽快感と覚めやらぬ興奮とで結局ほとんど眠れませんでした(青春ですね)。こうして、卓球を通じて他専修との交流も深めることが出来た訳です。

これまで3回にわたって独文合宿の「学・飲・卓」について簡略ながら紹介しました。今回は合宿のレポートとして執筆担当しましたが、例えばパンフに載っていない、ドイツ文学専修のより具体的な講義内容や、所属学生同士の付き合い、さらに個人的な話では私とドイツ文学の出会いについてなど、今後書いてみたいテーマは他にも実にたくさんあります。機会をいただければ(その前に許可をいただければ)、書いてみたいと思っています。

月日が経つのは早いもので、私の大学生活も終盤にさしかかってきました。就職活動と卒業論文のプランを練りながら、人生のひとつの時代をどのように締めくくろうかと思案している今日この頃です。(藤田 直子)