岡田素之教授・E. シャイフェレ教授 連続最終講義のご報告

去る2013年3月8日(金)に、長年早稲田大学で教鞭をとってこられた、
岡田素之教授とエーバーハルト・シャイフェレ教授の最終講義が行われました。

最初に14時から、岡田教授の講義「カンディンスキーとイメージの演劇」です。
司会進行は相澤正己教授が務めてくださいました。


文学・哲学問わず、ドイツ語圏の様々な作品に造詣が深い岡田教授。
私達学生も、幾度となく先生のご教養に助けられ、そして影響を受けてきました。
講義は、そんな岡田教授らしい、ユーモアあふれる話しぶりで進んでいきました。
スライド資料の効果も相まって、カンディンスキー演劇の独特な世界に引き込まれました。

講義の後の質疑応答の様子です。
活発な議論が繰り広げられました。
岡田教授の貫禄が感じられながらも、どこか飄々とした受け答えが印象的でした。


花束贈呈です。
岡田教授、本当にありがとうございました。お疲れさまでした。


16時からは、エーバーハルト・シャイフェレ教授の講義
「Was meint Schillers These, der Mensch sei nur da ganz Mensch, wo er spiele?  
人間は遊ぶ場合のみ完全に人間である,というシラーのテーゼの意図は?」」。

松永美穂教授の通訳付きで行われました。


司会進行の藤井明彦教授の
「エーバーハルトは、優れたゲルマニストだけではなく、我々にとっての優れた教育者でした」
という紹介のお言葉が印象的でした。


早稲田に赴任した25年前、最初の講義もシラーについてであったというシャイフェレ教授の、
まさに今までの研究成果が詰まっているようなお話でした。


シャイフェレ教授、本当にありがとうございました。


講義の後の懇親会の様子です。
大学内外から、多くの先生方や卒業生の参加があり、2人の先生との思い出話に花を咲かせていました。


岡田素之教授、エーバーハルト・シャイフェレ教授、
長年の早稲田でのご活躍、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
退職されても、これからも私達の先生として、変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。


(文責:田邉)

テックス・ルビノヴィッツ(Tex Rubinowitz)氏講演会のご案内【2013年6月4日(火)】

作家、画家さらには音楽家としても幅広く活躍している
テックス・ルビノヴィッツ氏をオーストリアからお招きし、下記の要領で講演会を開催いたします。
皆さまふるってご参加ください。


テックス・ルビノヴィッツ氏講演会
【演題】Rubinowitz erklärt Rubinowitze.
【日時】2013年6月4日(火)18時〜20時
【場所】戸山キャンパス 39号館 第七会議室
※事前申し込み不要、どなたでもご参加いただけます。


テックス・ルビノヴィッツTex Rubinowitz)

1961年ドイツ・ハノーファー出身。
1984年にウィーンへ移住。以降創作活動を始める。
現在は風刺画家として、Spiegel online やFrankfurter Allgemeine Sonntagszeitung等に定期的に
作品を寄せているほか、個展も多数開催。
楽家、作家としても活動している。


【お問い合わせ】
早稲田大学文学部ドイツ語ドイツ文学コース コース室
TEL 03-5286-3645